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事務所コラム

三平和男コラム「医療での働き方」

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三平代表コラム 

2025年12月1日

毎年、この時期になると、時の流れのなんと早いことかと実感するのだが、今年はいつにもましてそれを強く感じてしまう。

事務所では、さまざまな新たな取り組みとして、事務組合の認可申請に向けた準備、情報セキュリティ強化や業務効率化を目的としたISO認証の取得、健康経営の推進などに取り組んできた。さらに、年明けの2月には事務所の移転も控えており、その準備もあって息つく暇もない日々が続いている。

 

10月末には目の手術(網膜剥離)で10日間ほど入院するという予定外の出来事もあり、数日間は麻酔の影響による頭痛や吐き気に悩まされ、それなりのダメージを感じた。とはいえ、社労士という仕事柄、医師の働き方改革は実際に進んでいるのか、看護師の働き方についてはどうか、昼夜勤のシフトや仕事上のストレス、人間関係のトラブルなどが気になり、働く上での悩みやさまざまな困りごとを、いろいろと聞いてしまっていた。病院では、入院患者だけでなく外来患者も高齢の方が多く、まるで福祉施設と見間違えるほどである。患者の転倒リスクや事故を考え、少しでも足元がおぼつかない患者は、トイレに行く際も必ず看護師が付き添う。その他にも、検査や投薬、点滴、食事の配膳など、すべての場面で本人確認を徹底するため、患者は、名前と生年月日を1日に何度も聞かれる。医療機関としては、さまざまな医療上の事故や病棟内での転倒事故などを防止することが重要であり、万が一、事故が起きた際には、訴訟リスクもあるので、何よりも安全第一に考え、患者及び家族への対応を徹底しているのだろう。

 

同室の入院患者は、自分以外は皆90代の患者で、自分ひとりでトイレに行ける患者はおらず、目薬の点眼も、着替えも自分ではできない。そのため、看護師さんは忙しいはずだ。福祉従事者としての役割まで担わざるを得ない状況になっているように思う。医療機関では、医師、看護師、薬剤師、検査技師等、各専門職の人たちが患者と関わって働いている。医療従事者は介護従事者と同様に、自分の感情や気持ちをコントロールして、一人ひとりの患者の状況にあわせた対応が求められている仕事であり、そのストレスは相当なものだろうと推察する。

 

さて、今年も残り僅かとなりました。本年も大変お世話になりました。

明年2月より、西新橋1丁目から3丁目へ事務所を移転し、これまでより少し広いスペースで業務を行うことになります。

心機一転、職員一同さらなる精進を重ねてまいる所存です。

どうか来年も宜しくお願い致します。良い年をお迎えください。

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