事務所コラム
三平和男コラム「二人の娘」
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2025年5月1日
5月に入り、大学生の次女は春休み中に実家へ戻っていたが、新学期が始まると共に、大学近くの三鷹の部屋へと戻った。医療系学部の3年生で、講義に加えて実習も多く、帰宅が遅くなることも珍しくない。勉学に集中するため、昨年から大学近くで一人暮らしを始めた。
妻は娘の食生活を案じ、毎週のように手作りの食事を届けている。ただ、次女は以前、海外で一人暮らしをした経験もあり、簡単な料理は自分でこなす。
とはいえ、勉強に没頭すると他のことが目に入らなくなり、食事が疎かになることがある。そうした様子を心配し、栄養バランスを考えた食事や食材を準備し、週に一度は届けるようにしているようだ。
長女も近くで一人暮らしをしている。社会人5年目となり、年度末から5月末までは多忙を極めるようで、心身の疲労が気にかかる。
長女の部屋にも、妻が昼間に立ち寄り、夕食や弁当を届けることがある。また、比較的早く帰れる日は、実家に寄って夕食をともにすることもある。
週末になると、二人の娘はそろって実家に戻ってくることが多い。娘たちのリクエストや日々の栄養バランスを考慮し、妻は張り切って食事作りに励んでおり、むしろ平日よりも忙しくなることさえある。
娘たちが独立して暮らすようになり、寂しさを覚える一方で、夫婦二人の気楽さを感じることも増えた。ただ、気持ちを緩めすぎると、自分の年齢を意識する機会が増えるようにも思う。次女がまだ学生ということもあり、親としての役割は終わっていない。子どもがいくつになっても、親としては頼られる存在でありたいものだ。そのためにも、健康を保つことが何よりも大切だと痛感している。
若葉が茂り、心地よい季節がやってきました。
今月も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。